このブログ記事をいつも読んでくださっている方なら
言わずともおわかりでしょうが、当ブログでお勧めしている
アドバイスは「話せる英語(英会話)」を目標としている方々を意識して執筆しています。
一番多い需要に焦点を合わせているからです。
では、TOEIC, 大学受験英語とは何が違うのかをご説明します。
スピーキング能力がそんなに重要視されません。
むしろ文法的に正しい英語が最重要視されます。
実用英語では、2本流でやるようにといつも言っていますね。
(1)とにかくコミュニケーションをする能力(短期でできること)
そして
(2)正しい洗練された英語を構成できる能力(長期でとりくむこと)
と分けることを提案しています。
しかし、受験する場合は、間違った英語は減点の対象となります。
逆に言えば、別に話す能力がなくても、受験で高得点を取ることは可能です。
それは受験の際、実際に審査員の目前で英語を話すという審査がないためです。
ペーパーテストでは、なぜ高得点を取れるのに、
話すとなるとなぜ別問題なのでしょうか?
それはペーパーテストでは時間をかけて
考えながら回答することができるからです。
しかし、頭ではわかっていることを
スピーディーにそれが口からすらすらと無意識に口から
出てくるかといえばそれは別問題です。
そのためにはかなりのトレーニングが必要ですから。
私はスカイプ通話によるレッスンを提供していますが、
こんな方が多いです。
つまり、英文を時間をかけて書けば
素晴らしい英文を書けるのに、
話すとなると、
もたもたして全く話せない、という方です。
そこを勘違いしなければ、
受験英語で高得点を取得するために、
スピーキングトレーニングにそんなに労力を費やすのは非効率的だとわかるでしょう。
確かに、TOEICで高得点を取っている方で話せない方が多いのは当然と言えるでしょう。
大学受験英語なら話せない人が多いのは当然と理解できるでしょうが、
これはTOEIC受験でも同じであることが意外とわかっていない方々が多いようです。