今日もおもしろい英語の表現を紹介します。
今日は「ちょっとだけ、少しだけ、」といった感じの表現を4つ紹介です。
昔から思っていたことですが、今日紹介する表現は日本語の表現に発想が凄く似ているような感じがしてたまたま偶然にすぎないのかな?と昔から不思議でした。これらは誰でも知っている有名な表現なので是非覚えてください。
a tip of the iceberg (氷山の一角)
日本語でも「氷山の一角」と言いますから、こうなると解説は不要ですね。
This particular example, however, is a tip of the iceberg. There should be more.
今言った例はほんの氷山の一角にすぎないですよ。本当はもっとあるでしょう。
こんな感じです。
a drop in the ocean (大海の一滴)
日本語でも「大海の一滴」と言いますからこれもまた解説不要です。
Those who make it in this business must be just a drop in the ocean.
I’m more interested in down to earth business.
このビジネスで成功する人ってごくまれに違いない。
わたしはもっと地に足の着いたビジネスがしたいですね。
{注釈}make it succeedという意味です。
down to earth 前回やりましたね。復習です。
realistic(現実的な)という意味。
a drop in the bucket (直訳;バケツの中の1滴 → 大海の一滴)
今度は大海がバケツに変わりましたが、それでもかなり似ていませんか?
わたしの知る限りでは、a drop in the oceanよりはa drop in the bucketのほうがよく耳にします。
Those who climb up the ladder to the top star in show business is a drop in the bucket.
芸能界でトップスターにまでかき上がる人は大海の一滴に過ぎない。
{注釈}climb up the ladder 出世する
会社で昇進するなら、climb up the corporate ladder
scratch the surface (直訳;表面をひきかく →少しだけ習得する、少しだけ学ぶ、少しだけ
進歩、前進、達成する)
上の3つはどれを使っても全く同じ意味です。
これは上の3つとは異なりますが、「少しだけ」というニュアンスでは同じです。
例えば、「生物学をもう40年近く研究してきたけど、まだまだ知らないことだらけだよ」
という表現にはこれがピッタリだと思いますよ。
I have studied biology for nearly 40 years, but I’ve just scratched the surface.