今日は Spot the Blunders を中休みしてこの記事を挿入します。
これはみなさんにとって、もっとも気になる話題ではないかと思います。
もちろん以前お話ししたことですが、今日は言い方を変えてご説明します。
「独り言トレーニングの具体的方法」というタイトルにするべきかもしれません。
これをしないでは、120%、英語を話せるようにはなりません。
なったとしても、数十年間かかるでしょう。
以前、私はこんなことを申し上げました:
「1年で日本語がペラペラになったアメリカ人を数人知っている」と。
これは事実です。
逆に、
「長年日本に住んでいるのに、日本語が話せないアメリカ人の友達もいる」
とも申し上げました。
なぜそんなに結果が違うのか、その理由もすでに説明しました。
簡単なことです。
どれだけ早く話せるようになるかは、
どれだけその言語を話しているかに、ほぼ正比例します。
ただ、そこに大きな壁がありますよね?
そう!
「わたしは時間がないから・・・」
「1日30分程度なら、何とか時間は取れるけど・・・」
では、時間がない人はどうすればいいのでしょうか?
私が住む沖縄では、米軍の夫を持つ主婦の方々を何人も知っています。
結婚前には、英語が全く話せなかった人たちです。
米軍のサラリーは安いので、みんな共稼ぎです。
だから、英語レッスンを受ける暇もお金も全くありません。
勉強もしていません。
でも、英語は話せます。
あなたはきっと、こう思われるに違いありません。
「毎日英語を旦那と話しているからでしょう」
そうです! そのとおりなのです!
掃除をしながら、洗濯をしながら、ドライブをしながら、テレビを見ながら、
寝ているとき以外は、いつも英語で話す機会があります。
(ただし子供とは、ほとんどの場合、日本語で話しているようですが・・・)
それだけのことです。
英語学習のために、特に時間を作っている主婦の方はひとりもいません。
ここまで、お話しをすれば、何をすべきかが察しがつくのではないでしょうか?
そうです!
「独り言トレーニング」をやるしかないのです。
相手がいないからやらないでは、生涯英語は話せるようにはなりません。
1000%間違いないです。
ただ、「独り言トレーニング」にも、いろいろなやり方があります。
今日はそのあたりがポイントです。
方法1:
何かをしながら、例えば:
道を歩きながら、ホームで電車を待ちながら、電車に乗りながら、部屋の掃除をしながら、
料理をしながら、会社で仕事をしながら、車を運転しながら・・・・・しゃべります。
例えば、
電車の席に座っていて、
ほとんどの人はスマホを見ていますが、あなたは、今日やっていたこと、
この先やる予定について、ボソボソと隣に聞こえないように言ってみるのです。
(注意)知らない単語は、どんどん日本語で言います。
(注意)英文法のミスは全く気にしないで、でたらめ英語で言います。
そんな気楽な感じでいいのです。
試験を受けるわけではないのですから。
方法2:
もしあなたが、あることにしっかりとした意見をお持ちだとしたら、例えば:
沖縄に米軍基地は必要なんだ、なくなったら中国から攻められる、という意見であるならば、
明日1000人の前でスピーチをするという前提で、
それについて英語でスピーチをしてみます。(実際はしませんが・・・)
方法3:
読んだ英文ストーリーを、500回以上、声を出して読み返します。音読するのです。
これも立派な「独り言トレーニング」です。
これも以前言いましたが、私の尊敬する英語の達人、國広正雄先生は、
ほとんどこの方法だけで英語を極められました。
方法は簡単ですが、その威力は絶大です。
考えてもみてください。
浅草の浅草観音の参道の両脇にある、お土産店の店長さんの場合、
彼らはとても高齢ですが、結構英語が話せます。
なぜでしょうか?
あまりにも外国人のお客が多い(実際半分以上はそうです)ので、毎日英語を話しているからです。
タイやバンコクよりも、プーケットの方が英語が流暢な人が多いのはなぜでしょうか?
オーストラリア人やヨーロッパ人がとても多いからです。
そう、英語を毎日使っているからなのです。
逆の話をしましょう。
わたしの娘は、4年間アメリカで日本語クラスの授業を受けましたが、
全く日本語が話せません。
日本語を使う機会が、ユタ州では全くなかったからです。
いかがですか?
何かわからないことがありましたら、お気軽にコメントを残してください。
もちろん、直接メールで問い合わせてくださっても構いません。