練習問題の解説は音声ファイルをクリックして聞くこともできます。
われわれは明日最終戦を迎える。優勝できるよう祈ろう。
We are having the final match tomorrow. Let’s keep our fingers crossed, so we’ll win.
Tomorrow is the final match and we’re gonna win! Keep your fingers crossed!
今日は故意に2つの解答を紹介しました。
なぜなら、ひとつ大切なことを言いますね。
どうぞ一文字一文字を訳すという学校の授業で習った英作文を忘れてください。
実用英語(=生きた英語)を学びたいのであれば、自由な発想で英語を作ってみてください。
上記の英文の1つ目は日本語を直訳してますよね?
2つ目は、「明日は最終戦だ。絶対に勝つぞ!祈っておけ!」と発想とニュアンスを変えました。
みなさんはおそらく学校の英語の授業では直訳をする習慣がついていたと思います。
自分の好きな自由な発想で表現すれば英語がスラスラと出てくるでしょう。
言葉を言い換えれば、
一文字一文字を直訳するよりは、
「何が言いたいかが伝わりさえすれば表現は大胆に変えていい」
という気軽な気持ちになれば英語を作ることは楽になります。
これは、会議通訳をやっていた頃を思い出すと
同じことが言えます。
1983年9月にデビューしたころは、
5分間通訳していると疲れてきました。
それは一言一言を直訳していたからでした。
やってられないので、あきらめの気持ちで、
相手が何を言いたいかの大体の情報さえ伝えればいいや!と
いう大胆な気持ちに切り替えたら、
逆にお客からこういわれました。
「今日の通訳はわかりやすかったね」
反省してみると、
言葉を訳すという行為から
情報を伝えるという行為に
無意識に変わっていました。
これは通訳だけでなく、
翻訳でも同じことです。
でも、多少例外はあります。
法的な文章では一字一句直訳したほうがいいでしょう。
しかし、このブログの読者はおそらくは、
日常英会話が最終目的なんでしょう。
であれば、今日のわたしのアドバイスは適格だと思います。
さて、今日の表現は、
The sky is the limit.
直訳は、「空が限界です」です。
つまり、「上限がない」「無限だ」という意味です。
With this technology, you can do so many things. Actually the sky is the limit.
この技術があれば、すごくいろいろなことができる。実際、可能性は無限だ。
After $100 deductible, the sky is the limit. We can cover anything.
$100の自己負担額のあとは、上限なしに保障できます。
(文化的背景の説明)
アメリカの健康保険は日本と違って自己負担額があり、
どんな健康保険を持っているかによってみんな個人負担額は異なります。
安い保険を買うと、負担額が多いし、高い保険は負担額が低い。
雇用主が従業員に対して、提供するのが一般的ですが、
では失業者は健康保険がないのかというと、
これまた複雑ですので、ここでは説明を省略します。