モーティベーションがしっかりあれば英語学習は続けられる。
そんなことを言えば、どんな習い事でも同じことだ。
ダイエットのモーティベーションでも同じことが言えるのでは?
私は英語は持続できたが、ダイエットは持続ができない。
英語学習を持続できないという悩みは、自分がダイエットが持続できないという
悩みに置き換えればみなさんの気持ちが理解できるような気がする。
自分は体重を落としたいと願っているくせに実行できていないのはなぜか?
おそらくはそれほど必死に願っているわけでもないのだろう。
できれば体重を落とせればいいのに・・・・ぐらいに願っているんだろう。
英語学習もそんなものかな?と思う。
「私は海外に仕事でしょっちゅう行くので英語は必須なのです。」
と言われて私からのスカイプレッスンをはじめた方も
毎回仕事が多忙でレッスンは延期、そして延期
そしてやらなくなった。
英語学習を持続させる方法として、是非その辺を工夫されたらいかがだろう?
モーティベーションのみならず、時間管理や、優先順位とか・・・
私の場合はあまりにも偶然やらねば!という状況に追い込まれただけかもしれない。
そのひとつをご紹介。
1983年の話・・・
赤坂に日商岩井という商社がある。
そこで原油(crude oil)の輸入に関する商談があった。
それが私の通訳のデビューだった。
デビューにしては難しすぎる仕事だった。
第一に、30人座れる円形の大型テーブル、シャンデリア、通訳を録音するための
録音機、会議の前のリハーサル会議、日本語訳と英語訳とで2人の通訳にわける、
海外のお客様約10名、日本人サイド約20名。司会者がいるなど、・・・・・
それらはとてもデビューに相応しいレベルとは思えなかった。
しかし、お客様が発注された時点で、簡単な商談ですから、といわれたので、
うちの事務所はそれを信じて三流の新米の私に任せた。まあ、そこがミスだった。
私は日本語→英語訳担当。
英語→日本語訳担当はこれまた凄い人で、
橋本龍太郎総理の首脳会談をよく通訳していたあこがれの一流有名通訳だった。
あきらかにこれはキャスティングミスである。
携帯やスマートフォンがない時代なので、事務所に苦情の電話も入れられない。
勇気を振る絞り、清水の舞台から飛び降りたつもりで仕事をした。
が・・・
結果は悲惨なものだった。
頭が真っ白でスピーカーの声が耳に入ってこない。
日本語なのに・・・
「すみません。もう一度おっしゃってください」の連発。
翌日顧客から事務所に苦情が入った。
どっちみち絶対に入ると思っていた。
事情を説明すると、事務所もミスを認め私に謝罪した。
このジェットコースターのようなハラハラ体験はあとになってみれば
いい経験だった。
この苦い経験のせいで、二度と恥を人前でかきたくない!という意識が芽生えた。
それが私のモーティベーションだった。モーティベーションが強ければ
英語学習を諦めないはず。
ただ、これだけは私からアドバイスができない。
何がモーティベーションとなるかは100人中100人とも異なると思う。