昔から数え切れない数の業者が英語学習教材を販売してきました。 そのことについては説明の必要はなく、あなたのほうが私よりいろいろな英語学習教材をご存知かもしれません。
去年は高橋書店(株)からの依頼で「カリスマ英語速習法」という英語学習教材を執筆させていただきましたが、その会社の方から教わりましたが、毎週1冊の割で新しい英語学習教材が出てくるそうです。毎月でなく毎週。 唖然としました。これは一体なぜでしょうか?あなたはなぜだと思われますか? 消費者のみなさんがなぜそんなに次から次へと新しい英語学習教材を求められるのか、逆にあなたからそのあたりを教えて欲しいくらいです。
電話で英語レッスンをしているついでに、そのあたりを聞くと、「自分にあった学習書がないから、それで出会うまで次から次へと買いあさる」、と説明を受けました。 これほど腐るほど英語学習教材はあっても、自分にあったものは一つもない、ということですね?
本当にそうですか?
私は違うと思います。では、英語をマスターした人はどうやってマスターしたんでしょうか? 次から次へと英語学習教材を買いあさって、幸運にも自分にあった学習教材に巡り会えたラッキーな人なんでしょうか?
違うと思います。
それは英語学習教材のせいにしてしまっていると思います。
私の尊敬する国弘正雄教授は若い頃英語の音声を入手することもできず、ひたすら中学の英語教科書を音読されていました。英語の音声を入手するために神戸まで行き、外国人を探し話しかけ練習されました。 先生の本にもかかれてありますが、それでもちゃんとリスニングができたと書かれています。それは同じ英文を500回も読むともう英語脳になっており、日本語を介さなくても英語でイメージできるようになっていたからです。そうです。リスニング力を向上させるためには、英語音声を聞いているだけではだめです。 よく考えればそんなのは小学生でもわかる簡単な理屈です。長文になればなるほど、英語脳でないとリスニングはできません。あたりまえですよね?
でも、リスニング力をつけるとなると、みなさんは音声を音楽BGMのように聞き流しますね? それは英語の雑音を聞いているようなものです。
話は、脱線してしまいました。本筋に戻すと、とにかく、いろいろな英語学習教材を消費者が求めすぎです。 ここからは私の想像で言いますが、(でも、おそらくあたっていると思うのですが) それは・・・・
楽して、面倒な努力をそんなにしなくても、ペラペラになれることを望んでいるから、そのニーズを満たそうと、あらゆる業者が「30日間で英語がペラペラ」とか「英語は学習してはいけません」とか「音楽を聴いているように部屋に英語音声を流しているだけで知らない間に英語がペラペラになる」とか「今すぐしゃべれる英語表現」とか、・・・・・そのようなものがバカ売れするのではないでしょうか?
それは学習者サイドに問題があるのではないでしょうか? 英語をマスターした方々は、そんな方々ではないからです。あなたにも英語を流暢にしゃべるお友達がいらっしゃるでしょう。 聞いてみてください。 「英語を聞き流すだけで、全然しゃべれなかったのにあっという間に短期間でペラペラになったか?」と。 ありえません!
話の結論は、
あなたの英語学習法を効果的なものに、無駄のないものに、なるべく短期間で効果がでるものに、変えることです。
その方法は私が伝授でき、私を信じて私の指示とおりにやっていただければ、100%の確立で英語をマスターさせられます。