これも過去に申し上げたことですね?
すべてを読んでいる方にはおわかりですね?
今日も言い方を変えて違う角度から説明しましょう。
今日は・・・
「英語の学習をやりたいんだけど、どうしても続かない、途中挫折ばかりしてきた」
という方へのアドバイスです。
理由はいろいろあります。
1.実は本当はそんなに英語に興味はなかっただけ。
2.多忙で時間が取れなかったから。
3.英語学習に疲れたから。
4.やっても上達を感じられなかったから。
5.難しく自分には無理と感じたから。
6.購入した学習書やCD教材は自分には合わないと感じたから。
7.もっと簡単に短期間で習得したいのに時間がかかりそうだから。
とりあえずこんなところではないでしょうか?
7つの理由を挙げましたが、
実はひとつのことに集約されます。
それは・・・
「コツコツと気楽に長期でやろうとしない」
というところにあるようです。
言い方を変えれば、
不完全な自分を許してやりながら気楽に長期でとりくむことです。
長期となると誰でもやりたくはないものです。
でも、語学の習得には長期が必要です。
いや、正確には、
長期と短期が必要です。
長期を前に出しすぎると人間誰でも疲れます。
嫌になります。
もうギブアップしたくなります。
完璧主義で細かいことにこだわる日本人の国民性は語学習得という点でなんとマイナスなことでしょう。
英文法を完璧に学習してからトレーニング開始というのは私の指導に反するものです。
正しい英語知識にこだわりすぎるというのも私の指導に反するものです。
私の英文法の教材は結構おおざっぱなものです。
なので、あるひとりの生徒さんは分厚い英文法学習書を書店で買われたことがありました。
それを歯を食いしばって学習していたということをお聞きして、
私の指導から離脱されたことを残念に思いました。
それは英語の知識が完璧になってから、トレーニングを開始します、というやり方ですが、
そんなやり方をすればどんな忍耐強い人も挫折するのではないでしょうか?
中学1~3年生で習った英文法だけでも早速トレーニングをはじめるべきです。
そして、中学1~3年生の英文法は1ヶ月間で習得してしまいましょう。
勉強よりもどんどんそれらを使ってしゃべってみることです。
ここで「完璧主義」が邪魔をします。
「自分で自由に英語をしゃべるとその英語があっているか間違っているかがわからないではないですか」という反論です。
これではトレーニングはいつになっても始まりません。
間違ったままどんどん間違いを気にしないで話す(または書く)ことです。
いつからそれをしたらいいかというと、
あなたが中学英語を全部忘れたとしても、
1ヶ月後から早速スタートすべきです。
これが短期で取り組むやりかたです。
この長期と短期をうまくバランスよく組み合わせてやっていくしかありません。
つまり、短期ばかりを強調しすぎても失敗します。
インターネットで販売されている99%の英語教材がそうではないでしょうか?
「誰でも1日20分間の学習で3ヶ月後には英語がペラペラ」とか
「●●●の必殺技を取り入れるだけで1ヶ月後には英語はペラペラ」とか
そんな短期ばかりを強調すれば、興味を示される方々も多いでしょうが、
目を覚ましてください。
整理しますと・・・
英語学習は「長期と短期をうまくバランスよく取り入れないと。
どちらかだけでは失敗します」