ある日本の女性経済学者がTVレポーターからインタビューを受けました。
名前を出してもいいかな、と思いますが、念のため匿名にしておきます。
結構テレビへの露出度の多いかたで、バラエティー番組にもよく出ています。
どのようにしてその方が英語を習得されたかについてのインタビューでした。
そのかたの返事が凄く気に入ったので取り上げます。
「英語を学習するだけではだめで、やはり使う機会がないと習得は無理」という彼女の
冷たくも聞こえるコメントに対して、
「でも、日本にいるとなかなか英語って使う機会がないじゃないですか?」とレポーターが反論。
でも、彼女の返事は・・・
「英語をしゃべる相手がいないんだったら、独り言を言えばいいんじゃないですか?」
という返事でした。
私の日頃言っていることがよくいろんな英語の先生や、英語学習者の発言と一致していますが、
まあ、ただの偶然ということにしておきましょう。
私の教材を読まれたという証拠などありませんから。
この「ひとりごとトレーニング」についても過去何回も申し上げました。
かなりくわしく解説もしました。
なので、あとはあなたがやるのか、やらないのかということだけですが。
沖縄で米軍の夫を持っている奥様達はみんな英語は話せるのは当たり前と思われるでしょうが、
それと同じことがどんなに忙しいあなたにもできると申し上げました。
ところが、「ひとりごとトレーニング」の最初の壁は確かに厚いです。
つまり、努力がいります。
でも、ちょっとやれば、あっという間に、努力がいらなくなって
ふと無意識に英語が出てくるようになります。
上記の太字の部分に今日は焦点を当てます。
沖縄の米軍男性と結婚した奥様達は、
別にに努力して家の中で旦那さんと英語でがんばってしゃべっているのではないです。
必然性にかられて、無意識に英語でしゃべっています。
生まれてきた子供はきれいに英語と日本語がバイリンガルなので、
子供とも無意識に英語でしゃべることもあります。
無意識に英語で話すということが上級者のやることのように誤解されています。
全然違います。
私はアメリカに永住していたときよりも、今のほうが英語力は全然アップしています。
アメリカに住んでいた頃は英語は未熟でしたが、知らない単語もたくさんありましたが、
でも夜寝ているときは毎晩英語で夢を見ていました。
それは英語がペラペラということではないです。
英語にどっぽりと浸かっていて、頭脳の言語チャンネルが英語になってしまっていただけでの話。
だからレベルの低い英語、まちがい英語で夢をみていたことと思います。
そんなことを言えば、東南アジアに旅行に行くと、
英語をスラスラとしゃべる現地人が多くいましたが、
でも話す英語はかなり文法的に間違った英語でした。
発音も結構ひどいものでした。
でも、スラスラと話せるのは、観光客と毎日英語を話しているからでしょう。
何も、上等の英語を話す必要はないのです。
どんどんと英語を使うことです。
あなたのそばに、英語しか話せない人が24時間いるという、
架空のバーチャル世界を作ればいいのです。
例:
今日、歯医者に行ったんだけど、
虫歯がもう治療できないぐらいひどくって、抜歯しないといけないらしい。
その体験について話すとかです。