昔、徳光さんが日本テレビの「ズームイン」をやっておられたころ、「ワンポイント英会話」というコーナーがあった。 ほんの5分だけのコーナー。 そこでWickyさんが登場。 Good morning ! で始まるおなじみの挨拶。 約1時間ほど彼と対談をしたことがある。 彼も以前は英語を教えておられた。 会う前は彼とは意見が合わないのでは?と思っていたが、会って話をしてみると、彼の英語教育論がみごと、私の発想と一致したのは意外だった。いや、彼のほうも意外だった。 そこで彼から言われた。「今度英語学習書を共作しましょうよ」と。
いろいろな話をしたので、全てをご紹介できないが、そのひとつが、「日本人は間違い英語を気にしすぎて積極的にどんどんしゃべらない」ということ。 これは私も彼と同意見である。
やはり学校英語では間違うと減点という習慣がついているので、しかたないのかもしれない。 実用的な英語を目指すならば、とにかくコミュニケーションを優先させること。
ネイティブのアメリカ人でさえ正しい英語はしゃべってはいない。 アメリカのTVニュースを聞いているとオバマ大統領でさえ、間違った英語を使っていた。 アメリカのTVアナウンサーやレポーターもそうである。 アメリカ映画を観ていてもそれはある。 ましてや、日本人のプロの翻訳家にも英語のミスは必ず!!!ある。 だからこそ、外人校閲という仕事が存在する。 外人校閲を入れないで納入しているような日本人翻訳家は誰もいない。 私ももちろんそうしている。 会議通訳の英語も決して完璧ではない。
だから、勇気を出してどんどんしゃべることが大切!
インドネシアに旅行に行ったとき、インドネシア人としゃべると本当に間違った英語を堂々としゃべっているところが素晴らしい!と思った。日本人もこうあるべきだと思った。 ときどきわかりづらい英語があるが・・・ 「ランチ」を「ランシュ」 と発音されたときは、聞きなおした。 日本人の発音はココまではひどくはない。 だから、安心してもっと勇気をだしてしゃべって欲しい。