私の子供は日本語が話せません。
ハイスクールでは日本語の授業も4年間受けていましたが、
それでも話せません。
それを思うと、日本人が英語を話せない理由と同じだな、といつも思います。
私の子供の状況は、こんな感じです。
● できれば話せるようになりたい
● 文法から勉強した
● 話すトレーニングは特に授業ではやっていない
● 時間がなくてやりたくてもできない
これって、みなさんと同じではないでしょうか?
いろいろな方々を見てきて、
やはり日常で英語を使わない人は
いつまでたっても英語は話せるようにならないです。
英語を話せる人は、100%間違いなく英語を使う機会があります。
英語を話せない人は、100%間違いなく英語を使っていないです。
それだけです。
だったら、
もう諦めるしかないのか、という話になってしまいますね?
だからこそ私がいつも言っている「独り言トレーニング」が必須なのです。
これは、何かをやりながら他のこともやる、「ながら族」の方法です。
これまで何度も申し上げましたが、
デスクに向かってやる勉強も必要ですが、
それは1日15分が限界という方も多いはずです。
以前に、deletion(削除)の話も致しました。 何かを諦めることです。
● ジムに行くことを諦める。
● テレビを見ることを諦める。
● 趣味の何かを諦める。
などなど・・・・
それをすれば、1日30分ぐらいは捻出できるかもしれません。
それはそれで素晴らしい努力です。
15分よりも30分のほうが2倍早く上達しますから。
でも、それでも時間は足りません。
だからこそ、独り言トレーニングなのです。
1日に12時間も英語の学習やトレーニングをやったという、
若い男性を知っています。
TOEICも満点近い点数を取られたそうです。
彼は、「英語の学習法でぐたぐたと悩むより、ただひたすらやるだけです」
と自慢げに言っていましたが、
それは時間がある人にだけ言えることでしょう。
なので私は、みなさんが現実にできることだけをご紹介したいのです。
それは、
ながら族でやる「独り言トレーニング」です。
沖縄には、
● アメリカ人と結婚している
● 父親がアメリカ人である
● 米軍基地で勤務している
という人も多数いるので、英語を話せる方々はまあまあいますが、
皆さんとの違いは、単に英語を使っているというだけのことです。
生活をしながら 英語を使っている、つまり ながら族 なのです。
さて、ながら族の「独り言トレーニング」は、具体的にはどうやるのでしょうか?
以前お話ししたことがありますが、簡単に言えばこんな具合です。
まず、英語を話す架空の相手を作ります。
そして、その方に英語で語りかけるのです。
ひとり落語に近いもの、とお考えください。
机に向かって改まってやろうとすると、うまくいきません。
何かをしながら、語りかけるのです。
例えば、どんなに多忙な方でも、こんなことはするはずです。
● お風呂で浴槽につかる
● 犬を散歩に連れて行く
● 台所で料理をする
● トイレの便座に長く座る
● 会社に行くために駅まで歩く
● 電車によく乗る
● テレビをぼーっと観ている
ひとつでも自分にあてはまるものがあれば、
その時間に架空の人物と会話をしてください。
例えば、アメリカ人の父親と暮らしている家族は
どんなに忙しくても英語で話します。
それと同じ状況を作り出すのです。
注意することは、
完璧主義にならないことです!
ある単語を知らなければ、そこだけ日本語でいいのです。
疲れることをしないで、肩肘を張らず、リラックスして。
楽しみになったらしめたもの、毎日続けましょう!