この内容は音声ファイルからでも聞くことができます。
このblogのタイトルは「生きた英語表現」です。
言葉は何語であれ、変化し続けるものです。
と同時に、ある特定の人たちだけに使われたりするものです。
どういうことか?
それいついて今日は解説いたしますので、
特に覚える表現はありません。
こんな挨拶をどう思いますか?
A: How are you?
B: Oh, I’m fine!
A: That is great!!
これは訳さなくてもわかりますね?
中学生で習う表現ですね?
あるアメリカ在住の日本人の方からメールをいただいたことがあります。
そして、こう書かれてありました。
How are you?
という挨拶はわたしは今アメリカに住んでいて
一度も聞いたことがないです。
これは生きた英語ですか?
これに関して解説いたします。
冒頭にわたしが言ったことを再度繰り返しますが、
ある特定の人たちだけに使われたりする表現というのは
どの言語でもあります。
日本語では特に若い世代の日本語ですね。
高齢者には通訳が必要と思われる日本語もあります。
英語には若い世代の英語表現も多少はあるし、
とは言っても日本語ほどではないですが、
それよりも社会的階級によって、
結構表現が異なります。
低所得者層か上流社会か、
作業服を着て工場で働くブルーカラーか、
そうでないか?
先ほどの英文は
実際にアメリカで20代前半の若者が言った表現なので、
How are you?
という表現が生きた英語ではないというのは間違いです。
上記の会話はしっかり使われています。
つまり、
その方がそんな表現はアメリカでは聞いたことがない
というのも本当です。
その方がどんな人たちと生活を営んでいるかがなんとなく
想像がつきます。
私がアメリカの自動車メーカーの人たちの通訳をやっていたときは、
How are you? は1回も聞かれませんでした。
Hey, how are you doing?
が結構多かった気がします。
わたしの義理の母親は何というか?
初対面の人には、
How do you do?
わたしにはいつも、
How are you, Sadao?
と言っていました。
How do you do?
はかなり丁寧な表現で、
英国ではよく使います。
若い男性同士で、さらに親しい関係ならば、
Hey, what’s up?
をよく耳にしました。
まとめると、
How are you?
以外にもたくさんの挨拶がありますが、
How are you? を聞いたことがない人は
それが間違いと思いがちです。