前回と同じテーマですが、
今日は上級者向けではなく、初心者の方々に向けた内容となります。
その前に、ひとつ強調しておきたいことがあります。
どんなレベルの人にも共通した、重要なことです。
それは、完璧主義の人は独り言トレーニングができない、ということです。
完璧主義という意味は、
文法的に間違っていないかをあまりにも気にしすぎる、
正しい英語かどうかにあまりにもこだわりすぎる、ということです。
いいですか?
これは英語の追求ではなく、使うためのトレーニングなのです。
理想的な洗練された英語を作る能力にこだわるなら、
たとえ上級者の英語でさえ、校正が必要です。
文法的に正しい英語であっても、
ネイティブの英語からはかけ離れれた日本人英語がほとんどです。
そんな完璧な英語は必要ありません、
私はスカイプで英語レッスンを提供していますが、
初心者の方の英語でも、100%校正できます。
言おうとしている意味が100%わかるから、校正できるのです。
完全な英語でなくても、意図は十分に伝わるのです。
意味が伝達できるなら、初心者であれ上級者であれ、
どんどんスピーディーに、不完全英語も構わないので、言ってしまいましょう。
正しい英語は、あとから勉強すればいのです。
さて、前置きが、長くなりました。
初心者の方々のための独り言トレーニングですが、
簡単な方法を2つお教えしましょう。
その1:
初心者の方は多分英作文ができないので、ネイティブの正しい英文を探してきます。
それを、口に出して100回繰り返します。
えっ! ただそれだけ??
そうです。
それでもあなたの頭脳は、英語脳になります。
例えば、
What do you think of his suggestion?
(彼の提案を君はどう思うかね)
を初めて覚えたとしたら、そこで終わらないで、それを100回繰り返し音読します。
何度もトレーニングをして、初めて使えるようになるのです。
他には、こんな感じの短い英文を、繰り返し音読してみましょう。
What do you think of this handbag that I bought today?
(今日買ったこのハンドバッグどう思う)
What do you think of Japanese food?
(日本食はどうですか)
英文の意味が分かるというだけでは不十分なのです。
それでは、使いこなせないのはあたりまえです。
こういった英文では簡単すぎるという方もいるでしょう。
自分のレベルにあったものを探してみてください。
その2:
でたらめ英語で言いたいことを言う。
ただし、90%以上相手に情報が伝わらないといけません。
でも、単語力がないから無理!
という方は、日本語を混ぜても構いません。
I went to a doctor and he gave me 抗生物質 and 痛み止め。
(医者に行ったら抗生物質と痛み止めをくれた)
ちなみに、抗生物質は antibiotics、 痛み止めは pain killer と言います。
もうひとつやってみましょう。
My son accident yesterday.
He no bad
Somebody hit his car
That driver no insurance
So, big problem
昨日うちの息子が事故にあった。
彼は悪くはない。
誰かが彼の車にぶつかった。
そのドライバーは保険を持ってなかった。
だから大問題だ。
わざと、でたらめ英語で書いてみました。
こんな感じで、リラックスしてやってみてください。
リラックスが重要です。
海外に行くと日本人のサービスが素晴らしいことを認識するでしょう。
*10:00にデパートに行くと店員がドアに大名行列のように並んで
店内に入ってくるお客に深々とお辞儀をします。
*スーパーでは野菜や果物がサランラップで包装されています。
他、言ったらきりがないほど日本人の気遣いは優秀です。
だから海外に行ったら逆にサービスが悪いと感じるでしょう。
日本人のこのような細かな気遣いは素晴らしいのですが、
語学学習に関してはあまり細かなことにこだわりすぎると効率が悪くなります。