私がいつも「実用英語」と称しているものとは、
学校で習わない英語のことと解釈されていいと思います。
さて、今日は「挨拶の英語」です。
これがあまり習ったとおりにはいきません。
人によってまちまちです。
やっかいなのは、ネイティブの教えることだから
絶対に間違いはないだろうと思わないことです。
なぜならその人はその人でこれが常識、これが非常識という自分自身の固定概念があるからです。
みなさんは挨拶というと、
How are you?
Fine, thank you. And you?
Oh, I’m fine, too.
という表現を中学で習ったかと思いますが、
これはあまり聞きませんが、
でも少数派ですが、言う人もいます。
ですから、絶対にそういい表現を使わない人にとっては、
ありえない世界なので、
「私たちネイティブはそんなガチガチの硬い英語表現はしません」と教えてしまいます。
それはその方の世界にすぎません。
私はそのような硬い表現をアメリカで何回も聞きました。
私の義理の母親は、さらに硬い表現をします。
How do you do? です。
これは上流階級の人やヨーロッパ人しか言わないでしょう。
いいですか?
挨拶はその人の人柄を表します。
上記をわかったうえで具体的に言いましょう。
アメリカでは次のような表現が多いです。
(1) How are you?
I’m good,
(2) Ho are you doing?
I’m doing good
(3) How is it going?
It’s going good
- goodは英文法上は間違いです。正しくは、well です。
- goodの代わりに、great, fine, okay, bad, horribleに置き換えて覚えましょう。
great すごくいい
fine 普通にいい
okay 普通にいい
bad 悪い
horrible かなり悪い
若い世代、特にキャジュアルな雰囲気が好きな人の間では、会ったときに、
Hey! What’s up?
と言われるかもしれません。
99%は若い男性でしょう。
これはみなさんは使わないほうがいいでしょう。
でも、あなたが10代、20代の男性で相手となあなあの関係なら、
言い方によってはおかしくはないです。
あと、あまり意味しない表現があります。
まあ、社交辞令と言ったらいいでしょうか。
I’m okay と言われたら、本当に調子がいいと言っているのでなく、あまり干渉されたくない時というのが多いです。
わかれる時も、Byeの代わりに、Have a nice day! (いい日を送ってくださいね) というのは社交辞令が多いです。
あるコメディアンがこのフレーズを使ってこんな笑いを客から取ろうとしました。
Have a nice day! いい日を送ってください。
You really mean that? 本気でそう思ってるの、あんた?