今日のテーマは、「無理なく続けられること」です。
三日坊主という言葉があるように、何事も継続せねば会得できません。
週に一度、何時間もやるよりも、
短時間でもいいので毎日繰り返すことです。
私の最大の悩みの種は、この「継続」です。
なぜならば、私の側からコントロールできないからです。
学習者の側にいないのですから、強制できないのです。
ただ、やるのはあなた、できないから悪い!
などと言っては無責任でしょう。
どうやったら無理なく継続できるか、そこをお手伝いすべきです。
さて、誰もが悩むこの「継続」の問題については、
私のビジネスパートナーであるサムさんの実例をお話ししましょう。
10年以上前から、彼はマッチョな身体に憧れ、
TVショッピングなどで格安のトレーニング機材を購入しては、
筋トレに励もうとしていたそうです。
自宅だから、毎日10分程度ならテレビを観ながらできるはず・・・
ところが続くのはせいぜい数日で、別の機材を買っても同じ。
例外なく埃をかぶっていきました。
会社のビル内にトレーニングクラブができた時は、
30万円の入会金がキャンペーンで無料だったので、
年間24万円という高額な会費にもかかわらず無理して入会し、
週に3回は、昼休みに通いました。
ところが転職で勤務地が変わり、職場から通うのは困難に。
自宅からは20分程度なのですが、
仕事から疲れて帰ると億劫になり、ついサボってしまう。
高額な年会費を払ったのだからと無理して通うこともなく、
結局退会してしまったそうです。
しばらくして、自宅近くに区の施設を発見。
覗いて見たらマシンも揃っていたので、週に3回通い始めました。
自宅から30秒という利便性と、コーチの助言が決め手でした。
コーチはこう言っていたそうです:
自宅で続けられる人は、よほど意志の強い人だ。普通の人はまず無理。
コーチからは最初にメニューのアドバイスをもらい、
それが彼に方向性と自信を与えました。
あとは愚直に、メニューを繰り返せばいいだけです。
2~3ヶ月で、変化が現れました。
ウェストが締まり、胸の筋肉がつき始めたのです。
変わりつつある自分の身体を鏡で確認し、
それが継続のバネとなり、もう10年続いているそうです。
彼はなぜ続けられたのでしょうか?
サムさんは、この2点だと言います:
(1)思いついたら直ぐに通える利便性
(2)コーチが適切に指導してくれたこと
この例を、英語学習に当てはめてみましょう。
(1)思いついたらその場で学べる環境になっていますか?
(2)信頼できる英語のプロが指導してくれていますか?
そう考えると、巷の英語学習法は旧態依然のままです。
●英会話スクールに通う?
先生と話す時間より、通う時間の方が多いのでは?
週3回程度では全く練習不足。だと言って、毎日通えますか?
●教材や書籍で独学?
CDなんてどこで再生? 長すぎていつも中断するのでは?
持ち歩くのが面倒で、思いついた時には手元に無いのでは?
●英会話塾に登録?
時間を都合して参加しても、刺激を受けるのはその日だけでは?
学ぶのはあなた自身! 話せない者同士で盛り上がっても・・・?
●オンライン英会話をやる?
フリートークに明け暮れるだけで、学習になっていないのでは?
恥ずかしいブロークン英語で、無理に話そうとしていませんか?
結局どれも、生徒さんの都合は全くお構いなしです。
無駄が多く面倒で、毎日やるのは大変です。
続けられなくて当然だ!と言わざるを得ません。
私は最近、時代の変化を実感しています。
例えば電車の中。皆が一様にスマホを見ています。
友人とチャットしている人・・・
メールをチェックしている人・・・
動画を観ている人・・・
ゲームに夢中になっている人・・・
多くはイヤホンをしています。
音楽でも聴いているのでしょうか?
イヤホンから音が漏れている人もいます。
新聞を広げている人は、殆どいなくなりました。
道を歩いていると、後ろから大声がします。
独り言?と不思議に思うと、
マイク付きイヤホンで電話しているんですね!
電車の中では、スマホで電話すらできないけど、
歩きながらだったら、大声でも問題ありません。
こうした情景を眺めながら、私は確信しました。
今の時代に合わせた、新しい学習法が必要なのだと。
無理なく続けるためには、
やるべきこと増やすのではなく、
生活の中で、皆が毎日やっていることに組み入れるべきだと。
誰もが生活のリズムを持っています。
毎日きっと、こんなことを、ひたすら繰り返しているはずです。
- 駅や会社までの徒歩、電車やバスで通勤・・・
- 会社の会議、ランチタイム、ひと休みする・・・
- 料理を作る・食べる、テレビを観る・・・
- お風呂に入る、顔を洗う、歯を磨く、眠る・・・
おそらくこの半分以上の状況で、スマホを手にしているはずです。
つまり、スマホを活用すれば、継続の一つ目の条件である
「いつでもどこでも直ぐに利用できる」は実現できそうです。
そして私のノウハウを凝縮したカリキュラムを作れば、
二つ目の「コーチが適切に指導してくれる」ことが可能です。
そうです・・・ 私がこれから注力しようとしているのは、
- 高松のコーチングのもと
- いつでもどこでもスマホでトレーニングできる
そんな「環境」を、皆さんにお届けすることなのです。
その第一弾として今回、
初級向けコース「一週間で話し始める」
をお届けしたいと考えています。
さらに、これに続く第二弾・第三弾や、
上級者向けのトレーニングコースも構想しています。
次回は、そのトレーニングの具体的方法に触れたいと思います。
楽しみにしていてください。