前回の練習問題はなかったので、今日の英文が下の音声ファイルに録音されています。
「単語をどうやって楽に覚えられますか?」という質問はよく受けます。
謙虚に正直に言いますね。
私はこの質問に回答をする適任者ではないと思います。
私はアメリカの大学、
米国社会で働いていたこと、
日本では通訳や翻訳を本業としていた、
仕事から家に帰ると日本語を話せないアメリカ人の家族などで、
みなさんよりはかなり英語に接してきました。
その過程で英単語を覚えてきたので要領よく覚えたとかではないからです。
だから日本語の単語を覚えるのと同じ方法で英単語は覚えてきました。
ただ、イディオムの覚え方に関してはアドバイスがあります。
単語と違って、イディオムは映像をイメージしやすいので、単語より覚えやすいと思います。
全てがそうではないですが、そういうものが多く、できるだけ映像で暗記すればいいかな、と思います。
では、実例を。
今日の英文はこの音声ファイルで聞くことができます。
go up in smoke なくなる (=disappear)
煙となって天に舞い上がっていく映像を想像してみましょう。
消えてなくなる、と覚えればいいのでは?
He was a good friend of yours, wasn’t he?
Does your friendship go up in smoke just because he lied to you once?
彼はあなたのいい友人だったでしょう?
たった1回彼があなたに嘘をついたからって、それで彼に対する友情は崩れるものなの?
{注意}品物とか物体がなくなるという意味には使われません。その場合は、disappearがいいです。無形の抽象的なものに使われます。
in the snap of a finger 瞬く間に、あっという間に(=very quickly)
親指と中指で指パッチンをしたことは誰でもありますよね?
実際にこの表現を使う時に指パッチンをしながら話す人が多いです。
Corona virus spreads around in the snap of a finger.
コロナウイルスは瞬く間に拡散する。
余裕があれば、類似の表現も覚えてください。
in the blink of an eye 瞬く間に、あっという間に(=very quickly)
全く同じ意味です。
これもイメージで覚えましょう。
blinkは瞬きです。
「瞬きをする間に」という日本語の表現にピッタリしますから、
こちらのほうが日本人には覚えやすいでしょう。
練習問題です。
1 彼は足を骨折したとき、水泳選手になるという夢は消えてしまった。
2 彼女はあっという間に有名になった。
(2つの表現で)